総量規制の対象外となるキャッシングとは?

総量規制とは、個人が借りることのできる上限額を年収の1/3と定めた貸金業法上の規定です。これは1社からの借り入れに対してではなく、対象となる全ての借り入れを合計した金額です。例えば年収が300万円の人の場合、1社から50万円を借りると、あと50万円までしか借りることができません。

この総量規制の対象になる借り入れは、ノンバンクと呼ばれる消費者金融や信販会社などの金融業者からのキャッシングです。よって、銀行や信用金庫といった金融機関からの借り入れは対象外となります。もちろん銀行のカードローンもその中に含まれます。

また、総量規制は無担保融資に対して適用されるものです。消費者金融からの借り入れでも、担保や保証人が必要となる契約には適用されません。そして、無担保融資でも借りたお金の遣い道が決まっている目的別のローンや、借り換え専用のおまとめローンも総量規制の対象外です。

このような総量規制の対象外となるキャッシングの中でも、特に銀行のカードローンは消費者金融より金利が低いことも手伝って、2016年には融資残高で消費者金融を上回り、現在でも消費者金融より多く利用されています。
ただ、総量規制にある年収の1/3という金額は、そこまでなら無理なく返済できる範囲だという意味で決められたものです。その総量規制の適用がない銀行や信用金庫のカードローンを利用する際には、自主的に返済できる金額までに留めておくことが大切になります。